親子終活

ばあちゃんの体調と、韓国旅行を予約してから思うこと

こんばんばん。

出ました、深夜に目が覚めるハレルヤまつこです。

「そんなによく眠れるのは若いからや!」みたいなんを昔言われて、わけわかめ?でしたが、今ならなんかわかる気がする(笑)

 

さて、韓国出発までほんまもうすぐです。

コロナ前にはなかった、様々な手続きに四苦八苦しながらも、順調に準備も進んでおります。

あとはPCR検査にて、無事に陰性証明をもらうこと。

そして、ばあちゃんに元気でいてもらうこと。

ただそれだけです。

 

ばあちゃんが今年4月に入院した時、長年担当してくれてる先生に「年内もつかどうかくらい悪くなってます」と言われて、4ヶ月がすぎました。

少しでも一緒に居たくて、仕事場にはわがままを言ってその月に退職させてもらいました。

その後入退院を繰り返し、ばあちゃん本人も弱気になっていました。

 

それまでは、コロナ収まったらまたアメリカ行きたいなー!と言ってたのが、

アメリカ行けるかなー?に変わり。

もうアメリカ行かれへんかなー。。。

もうアメリカは行かれへんな。

 

それどころか、「私、退院できるんかな、、、」に、変わってしまいました。

 

これまで、ばあちゃんは胃がんや脳梗塞、心不全を発症してからは何度も入院など繰り返してますが、弱気になんてなったことありませんでした。

担当の先生にも「病状からは考えられないくらいポジティブ(笑)」と言ってもらえる程でした(笑)

 

そんな、旅行大好きなばあちゃんが、退院後もアメリカは諦めてしまったものの、まだ希望と願望を持っていたのが、韓国旅行でした。

 

韓国くらいなら行けるかな?

韓国はもう一回行きたいなぁ。

旅行の思い出話になる度に、韓国旅行にはまだ前向きで居てくれました。

 

でも、4月から7月までの3ヶ月、退院してきてもすぐ調子が悪くなり入院を繰り返し、月の半分くらいを病院で過ごす日々が続きました。

そしてこの8月の半ばに、久しぶりに丸々1ヶ月家で過ごすことができました。

季節も暑くなりきって、暑いなりに気温が安定していたことや、かなり私もばあちゃんも塩分量に気を使っていた事。
担当の先生が何度も薬を調整してくれた事や、Cpapを家でも使用するようになったりと、いくつか条件が重なったからなのか、私から見ても、調子がいい日が続いています。

毎朝、毎昼、毎晩、何度も何度もことあるごとに、鬱陶しいくらい(笑)

「大丈夫!?」って聞いてしまいますが。

本当に無理していない「大丈夫やで!」と元気な声と笑顔の返事が聞けています。

 

そんな時目にした「8月限定韓国ビザ免除」のニュース。

行くなら今しかないと思いました。

 

夏が終わればまた冬に向かい、季節の変わり目で、きっと体調が安定しない日が来ると思います。

そして冬が来れば、今年の終わりを迎えます。

 

担当の先生に「年内」の話をされた時は、崖から突き落とされた気分でした。

それまでも1年に2、3回は入院していたので、入院したら元気に退院して、また日常に戻れる。

それを当たり前に思っていました。

ばあちゃんが死ぬ前に!ってアメリカも行ったし、旅行もなるべく行くようにしてたけど、そんな現実に「死」を覚悟する日が来るなんて思っていませんでした。

 

しばらくは悲しくて、辛くて。

どうしようばっかり思ってました。

どうにもできへんのにね(笑)

そうなんです。

どうにもできへんって気づいたんです。

 

だから、これから時間が短かったとしても、濃密な毎日を過ごそうと思いました。

やし、もう時間が少ないよって覚悟できることは、幸せやなんやと思えました。

 

世の中では未だに戦争が起きてたり、不慮の事故で突然亡くなる人や、若くして亡くなる人もいっぱいいます。

誰だっていつ命が終わるのかわからんのに。

なかなかそれを真摯に受け止められない。

私も、おはげさんや夕、親しい友達とか、生きてることが当たり前って思ってしまってる。

いつ会えなくなるかなんて、ほんま誰もわからんのに。

 

でも、ばあちゃんは病気になったおかげで、一緒に過ごす時間を大切にしなあかんって思わせてくれました。

 

すぐに仕事を辞めることは結構大きな決断でしたが、本当に辞めて良かったです。

朝ごはんを一緒に食べ、時間がある時はお茶をしに行き、晩ご飯なにしよか?

と、相談しながら過ごす。

はい、食べることばっかりです(笑)

 

高校生でバイトを始めて以来、外に仕事に出ずに家でばあちゃんとずっと過ごすのなんて、よく考えると初めてです。

毎日、とても贅沢な普通の時間を過ごしています。

かと言って、うちは財閥ではないので。

おはげさんも一生懸命働いてくれてますが、私も仕事はしないと思いつきで韓国行ったりできません(笑)

 

でも仕事を辞める半年くらい前から、夕が小学校上がる頃目指して、在宅で出来る仕事の勉強を少しづつ始めていたので、それが役に立ちました。

ちょっと予定より大分前倒しですが(笑)

勉強半分、仕事半分でなんとかやらせてもらってます。

前の仕事場は、人が足りない時に辞めてしまったので、かなり迷惑をかける状態でした。

でも久々に顔を出せたときに、いい人が何人か入って、続いてくれてると聞いて、ほっとしました。

 

なんかやっぱり全部うまくいくように、なってるんやなって思いました。

きっとこれは、ばあちゃんの生き様の賜物。

真面目に一生懸命生きてきたから。

ちゃんといい最期を迎えられるようになってるんやって。

ちゃんといいタイミングが揃ってるんやって。

だから、この韓国旅行も絶対大丈夫って思ってます。

 

 

そして、私がこの一週間で強く思うのは、「韓国行くぞ!」って気持ちをばあちゃんがもってくれて、それを楽しみにしてくれてることが、本当最高です。

めっちゃくちゃ楽しそうやもん(笑)

もし、この数日で変化があって行けなかったとしても、予約して良かったと思えます。

それくらい、楽しそうにしてくれてます。

毎日、釜山の本熟読してるもんね(笑)

そしてその横で、行きたそうに指をくわえるじーちゃん(笑)

 

いやね、じーちゃんも連れて行きたいけどな、ちょっとおはげさんもおらんし、3人は面倒見られへん(笑)

夕がもうちょっと大きかったらね、行けるかもやけど。

「目が離されへん人3人」は、ちょっとフトリンコフにはハードル高い。

じーちゃんもだいぶ弱ってきたからね。

ついにシルバーカー 買ったもんね(笑)

まあじーちゃんはさておき(笑)

 

とにかくばあちゃんは、今活きてるよ!

最高に!

やっぱり生きるって活きるよね。

 

ばあちゃんが活きることで、私も活きる!

やったね!これって食物連鎖やん!

食物連鎖万歳!

待ってろよ韓国!!!

POSTED COMMENT

  1. はるママ より:

    朝から泣きそうになっちゃいました(笑)
    3年半前に同い年の叔母が亡くなった時1つの生きる希望は翌月のチケットを取ってたイチ推しのLIVE参戦でした
    好きな物への生きる活力ってスゴいですよね(笑)
    闘病生活は最初からしたら何年になるんだろう…10年近く毎月の診察と半年事の検査、入院、手術…2年後の検査でこれをパスしたら終わりと言う時に限って再発…それを繰り返してました
    最後はあたしも担当の先生から僅かな残り時間を宣告されてたんで心の整理も現実味もないまま今までと変わらず毎日見舞いに行ってましたが痛み止めが効かなくなってたのでいつも険しい顔をしてましがあたしは笑って話てました
    何にもしてあげられなかった…最後にもう口からは食べれなかったけど何か食べたいものを食べさせてあげたかった…今でも後悔してます←朝から泣いてるヤツ(笑)
    テレビでしか聞いたことなかった「今日が山なんで…」を言われみんな病院に居たのに最後の最後はあたしが病室を離れている時でした
    「アイツにくいことするなー」ってなんか負けた気がしました(笑)
    母や妹は泣いてましたがあたしは一滴も涙が出ませんでした「やっと痛みから解放されたね、よかったねー」とずっと一緒に病院に付き合っていたので何故か笑顔で叔母を見てました
    それから……

    ってあかーーん!!
    おばあちゃん生きてはるーー!!(笑)
    朝からすいません、あたしだけがいっぱいいっぱいになってしまって(笑)

    今来月で20才になるばっちゃ猫ミケがいます
    産まれてすぐダンボールに入れられて公園に居たそうで小2の娘がクラスの友達と連れて来たのは生後10日位だろうと言われました
    生まれつき肝臓が悪く通院が一年空く事無く今は腎臓と膵臓も年齢で悪くして月一の検査に通ってます
    相方のブチ(のちにこの子はハチワレだねと先生に言われそんなのがあるんだと知りましたが)は2年前に虹の橋を18才になる2ヶ月前に渡りました
    普通の日常…生きてて当たり前、元気で当たり前…ご飯が美味しく食べれて当たり前…なんて贅沢な日々なんだろうとこーいう時は思うんですけどすぐ忘れちゃいます…ダメですね…

    ってアカンアカンあかんやーーん!!
    また戻ってるーー!!!

    おばあちゃんがどうか熟読してる本の場所や景色、そして味を思いっきり堪能出来ていつもかわいい夕ちゃんにステキな思い出が出来ますよーに…(笑)←ここまで来てなんてザックリな締めなんや!!(笑)
    笑い以外で涙が一滴も出なくなる位日々を楽しんでー!!!

  2. matsuko より:

    そっかぁ。はるママさんも、もう大切な人見送りはったんですね。
    そうなんですよね。
    私も少し前までは、どんな治療しても、どんだけ薬飲んでも、どんだけ食事制限されたとしても、1日でも長く生きてて欲しいって気持ちが強かったんです。
    もちろん、今でも1日でも長く生きてて欲しいって気持ちはあります。
    でも、それは私のエゴやなぁって。
    お母さんが、多少無理してでも好きなことして、それで死ねたらいいわ!って言ってるなら、それが一番やなって思えるようになりました。

    きっと、どれだけの時間を過ごして、どれだけのことをしても、残された側が後悔しないなんてないんでしょうね。。。でも、逝った方が悔いのない人生、最期ならそれを大切に受け止めないとですよね。

    だから、私は死ぬまでマヨネーズ飲みます。

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